PART5

ゴハンを食べる時はこのお皿

お母さんは私をフリスビー犬(正確にはジャンピングディスクドッグというらしい)にしようと企んで、犬にフリスビーをキャッチさせることを教える本を買ってきました。
その本には、
まず第一にフリスビーに慣れさせること。それにはフリスビーをお皿代わりにして食べ物を与えるのが良い。
と書いてありました。お母さんは、その通りにしました。でも、その本には続きが書いてあったのです。
フリスビーを決してかじらせてはならない。また、いつも出しっぱなしにしてはいけない。と。
お母さんはその2点を守りませんでした。
その結果、この写真のような思いっきり投げても遠くに飛ばず、私がうかつにキャッチしようとすると口を切ってしまいそうな、とんでもないフリスビーになってしまいました。
お母さん 「誰がこんなにしたのかなぁー?」
^^; …ま、それは置いといて、 これを公園などに持っていって遊ぶということはもうありません。買ったばかりの頃は私を広場に連れていき「マロ、キャッチよ。キャッチ!」って言いながらお母さん張り切って投げてたっけ。一度もキャッチしたことはありませんが…。
だって、お母さんがフリスビーを投げるとまるでブーメランのごとく右に回って戻ってくるのです。あんなの、キャッチできるわけがない。“フリスビーの上手な投げ方”って言う本は買ってこなかったのかな?今ではこれは、もっぱら私のお皿として使用しています。
「マロ、ゴハン、ゴハン欲しい?」って言われるとお昼寝中でもしっぽを振って飛んでいくの。「ゴハン欲しいの。じゃフリスビーモッテコイ」の声でフリスビーを探しにいくの。わざと、クッションの下に隠してあったりして意地悪されるけど、私、食い意地張ってるもの、必死になって探しちゃう。フリスビーを見つけて持っていくと、フリスビーのお皿に、ゴハン(私のはドライタイプのドッグフードです。)を乗せてくれるのです。
でもまだ、食べちゃ駄目。「ヨシ」って言ってもらうの待ってないと叱られてしまうのです。お母さんが忙しい時はいきなり「ヨシ」って言ってくれることもあるけど、そんな時は「えっ、何?本当に食べていいの?」って目で聞き返してしまうの。「もうー、ヨシって言ってるでしょ。ヨ・シ。食べていいんだってば。」って言われてやっと安心して食べ始めるのです。
だって、以前「ヨシ…もとこうぎょう」とか「ヨシ…いくぞう」なんて言ってだまされたことがあったんだもの。気をつけなくっちゃ。
 

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